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Tilley(ティリー)X246Bの詳細やメンテナンス

Tilleyの中でもオーソドックスなX246B

Tilleyはイギリスのケロシン(灯油)ランタンです。 イギリスのランタンの流れとしてはTilley→Bialaddin→Vapaluxと言われていますが、Tilleyがこのランタンの形の基礎を作って、Vapaluxが姉妹ブランド的な感じで(仲たがいしたのかもしれませんが)独立して、BaialaddinはVapaluxが一時的に名乗っていたブランド名 というのがざっくりした歴史の説明。

だから、Tilleyはしばらく生産され続けていたので後期まで生産されていたこのX246Bは比較的手に入りやすいモデルです。(初期がX246Aで各所違う) ついでに、Vapaluxは現在も韓国が引き継いで生産販売しているので有名ですね。

Tilley(ティリー)X246Bの詳細


Tilley(ティリー)X246Bは、300CPのランタンで、大きさは、


このくらい。 ペトロマックスの250CPランタンとの比較。右はoptimus1200とかと同じ大きさの中型ランタン。

高さは33㎝くらいであまり変わりません。

直径が168mmくらいで一回り大きいです。 造りはペトロマックス系とかなり違いがあり、こっちの方がシンプルで簡単。

よく見るのはゴールド、ブロンド(銅っぽい色)、赤の3色展開かな?フクロウのマークがある箱つきのものをたまに見かけますね。 クロームメッキのも見た事あります。 塗装を全て剥離すると真鍮の色が出てきます。


明るさはどうでしょう。 セッティングや圧・マントルによりけりなので何とも言えませんが慣れている250CPのランタンより明るい気がする。 うん、そんな気がしました。 キャンプに連れて行くのには十分な機能と丁度いい大きさと言えるのではないでしょうか。 (グラスがズレてますね・・)


Tilleyはプレヒートカップが標準でついていないのでこれが専用のプレヒート挟み的なやつ。 ここにアルコールを含ませてヴァポライザーを挟んで点火するわけですね。


私はoptimus00のストーブのプレヒートカップがちょうどマッチしたのでそれを通して利用しました。 こんなんでも十分に使えるのでコールマンでよく自作されてるガスボンベの先端部分で作ったり・・という事も可能かと思われます。 ただ、プレヒート後もつけっぱなしになるのでカッチョよくないかも。

X246Bのマントル装着方法


まず、マントルは貫通するので「両切り」というのを買わなくてはなりません。 比較的安いですけど。300CP~500CPというのを買いました。

で、最初よくわからず、上との部分はともかく、下はヴァポライザーの棒に適当に紐で結んで失敗したんですよね・・勘が悪い。

正解は、上の写真の部分に緑もピンクもどちらも結びます。 上の大きく広がってる部分と、下の細くなってる部分の2か所です。下は窪んでてここってのが分かりますよね。


上も実は分かりやすい。


燃焼後も着脱出来るのが正解。

Tilley(ティリー)X246Bのメンテ


ではバラしてみました。 工具は殆どモンキーレンチですね。(プライヤを使用しましたが)


ヴァポライザー。 ここのパッキンは、厚さ1mm 外径15mm 内径8mm


これ、上部はコントロールコックといい、ここは回せば外れます。 下のリングを外すと、支えてる銀色のやつが外れます。 これ外す必要ないなと思い外していません。


コントロールコックパッキン 厚さ1mm 17mm 11mm弱

ハンドルを外すだけでパコッと外れるヘッド部分。 ミキシングチューブ部分は真鍮製で磨けば光ります。


3点のうち、1点がこんなヘアピンみたいなので止まっていました。


ポンピングの部分が丸ごと抜けます。 ペトロマックス等はこの筒の部分がタンク内にあってNRVを内側から挿し込むのですがこっちの方がメンテしやすいですよね。


先端がNRVの役割を果たす部分で、13のレンチが活躍。


外すとシンプルにゴムパッキンとバネが。。このゴムパッキンを交換すればいいのです!


ここのパッキンも重要。 ポンピングのパッキンは、厚さ2mm 外径24mm、内径18mm。厚さ2mmのニトリルゴムを買い、コンパスカッターで12mmと9mmでカットで自作可能。


初点火は、「点灯はした。 安定してるし、炎上しないけど、どうも元気ないな~・・」といったものでした。


ポンピング部分のパッキンを自作で交換してみたらすんごい輝いて満足。圧がやや漏れ気味だったわけですね。

点火の手順


手順を確認したい人の為に一応記載しておく事にしました。

・灯油は入れすぎず、少なすぎず。
・予めポンピングはしない。プレヒート後で十分。
・コントロールつまみは、右に回すと閉まる。閉めておく。
・ヴァポライザーをプレヒート。2分というのが定説だが慣れるまでは炎上理由が分からなくなるので、3分~4分くらい念入りに。
・プレヒート中の火を利用して点火させるのでアルコールが尽きる前につまみを回す。
・この段階ではまだポンピングをしていないが、熱でタンク内の灯油が勝手に上がってくるので、十分プレヒートしたらつまみを回すだけで軽く点灯する。 (気温によって灯油が上がってこなかったらポンピングしてみる)
・ポンピングを追加して調整。
・ポンピングの回数は20~30回と言われているけど、とりあえず点灯させて安定させるのには10回くらいでも十分だと思う。(つまり、圧をかけすぎないようにしようという事)

炎上の原因

Tilley(ティリー)X246Bの炎上の要因で多いのはヴァポライザーの不良です。

その前に、
・各パッキンが劣化していないか
・各パーツは緩んでいないか
・マントルは正しくついているか

シンプルなのでここまでは確認できますよね。 ヘッド部分を外して、ポンピングしてノズルを回したらぴゅー!と1mくらい細く飛び出たら確認はOKです。 この勢いが弱いと感じたら圧のかかり具合を再確認。

後は、ヴァポライザーを外したら煤(すす)で汚れまくっていた・・って事があれば洗浄するくらいです。

ペトロマックスやオプティマスのように、セラミックノズルが緩んでいる・・って事がないのです。

それでも、炎上する場合・・原因がわかりませんよね。

これはケロシンランタンあるあるですが、最終的に気化した灯油が噴射する穴の大きさを疑わなくてはなりません。

ペトロマックスやオプティマスの炎上理由で多いのは「ニップルの穴が多く灯油が多めに出ている」という事なのですが、ティリーやヴェイパラックスの場合は

この穴=ヴァポライザーそのものの穴

なので、ニップルだけ交換するというワケに行かず、ヴァポライザーを丸ごと交換する事になります。

穴を疑うならうまくふさいでみるというのも手ですね。どうやったらうまくふさげるか分かりませんが、1時的な処理でも変化が生まれたらそこが原因だと分かるので、じゃあヴァポライザー交換しようとなるわけです。

その他のギャラリー


タンクにはTLLEYの文字


ハンドルがぶつかる部分が剥がれて地の真鍮が綺麗に出てきています。 このラメっぽい金の塗装を剥がして真鍮にして販売している人もいますね。 個人的には塗装が残っていた方が価値は高いと思うのですが磨いている方が綺麗に見えるので高く落札されている印象があります。 剥がすか迷う。

塗装が薄く、ホームセンターで売ってる塗装剥がし液ですぐに剥がれそう。

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やったこと無いけど。


グローブは割れにくいのかスペアが売っているからか、グローブ無しってのはあまり見かけない。 オリジナルかと思われます。

タンク裏の刻印の意味は


タンク裏は3桁の数字で、371なら71年3月ですね。 となるのが一般的ですが、XAって書いてある。他にXBの個体も写真で見た事ある。

Tilley(ティリー)X246Bまとめ


明るくて大きさもちょうどいい・・若干かさ張るかな。 色の組み合わせはカッコいいですね。

交換パーツも手に入れやすく、メンテもしやすい・価格も安めでかなり実用性の高いランタンです。

petromax821″Baby”250CP(ペトロマックス821ベイビー)

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