PHOEBUS 645です。
PHOEBUS 645
オーストリアのPHOEBUS645 300CPです。
PHOEBUSといえば、コチラのphoebus625でお馴染みです。 ランタンの方は同じ色のタンク×緑のトップの組み合わせの方(665、611~615など)の方がこれはこれでレアですが見かけます。 1920年頃から1992年の製造だってWikipediaに載っていました。
バラした所。 ニップルやなどははペトロマックスやオプティマスの300CPのが流用できるのかな。
この辺細かく見ていきましょう
各パーツ
惜しくもグラスは割れていますが、情報として必要だといって送ってもらいました。 PHOEBUSのロゴとマークがあるのと、PHOEBUSのランタンのグラスは点火用の丸い穴が空いているのが特徴です(大体どれも共通だと思う)
グラスの会社はペトロマックス等も共通のschotto&Gen.
ORIGINAL-PHOEBUS 645 MADE IN AUSTRIA の表記。
マークの意味はよく分かりませんが、「M J R」はヨーゼフ・ローゼンタール金物製作所(Metallwarenfabrik Josef Rosenthal =MJR)の略。
バルブホイールは、厚紙のような素材のお馴染みのヤツ。これはどこの国でも年式が古い物には共通でついていて、これが一番カッコイイ。 特に黒はシブい。
ポンプの部分は特徴があります。
フィラーキャップも同様ですね。 これはこれで初めて見る形状。
ヘッドは2本のビスで、テッペンだけグレー色なのがオシャレ。 装着すると縦に2個並ぶんですね。
この丸い穴の感じもPHOEBUS感がありますね。
プレヒートカップはペトロマックスやオプティマスとほぼ同じもの(共通か)ですが、このお皿みたいなのなんて言うんでしたっけ・・これは独特の形状をしています。
その他
箱もついてきました。 この箱のラベルはPHOEBUSのランタンでは割とおなじみ。
基本構造は同じだけど、デザインは各所違ったりします。
コチラの個体は、タンク底に刻印がありました。 「S9」だと思われます。 ただ、これが何年なのかが分からない・・ 検索してもタンク裏に言及している記事が見つからない・・ プリムス理論なら1928年の9月ですけど違いますよね~ という事で謎ですがS9なのです。
大きさは300CP用のと同じ
これ、バタフライとかの300CP~500CPのと比較すればよかったかな。 隣がたまたまそこにあったoptimus200です。 一回り大きいですね。
Phoebus645の価格相場は?
レア度はランタン業界でも非常に高くプライスレスですね。
もしショップをやるとしたら飾っておくだけで「おおー!」ってなるので、ガラスのケースに入れてASKって書くような扱い。時間とスペースに余裕があれば10万~15万ってつけておいて結局売れないみたいな・・
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