フシミ製作所のバタフライランタン
フシミ製作所のバタフライランタン
ケロシンランタンは、形状は似ているけどいろいろな国で生産されていて、微妙に違ったりするから面白いですよね。 スゥエーデンのはオシャレだし、ドイツのは武骨だし、オーストリアのはまた変わった色合いだったり。
そんな中、思うのは「日本のは無いの?」って所ですよね。 そこで語られるのがこのフシミ製作所のバタフライランタン。 ストーヴはエバニューとかあるけど圧力式のいわゆる”ケロシンランタン”はこれだけではないか?と思われます。 大きさもこの大きさオンリー(350CP~500CPのサイズ)。
現行のバタフライランタンとの違いは?見分け方
バタフライランタンと言えば、中華ランタンで今も屋台等で使われるため販売されているものというイメージがありますが、このバタフライランタンが前身モデルといった所で関連性はあります。
現行の中華ランタンは、タンクが真鍮じゃなく鉄で出てきているので磁石でくっつくのでそれが見分け方その①です。
ただし、フシミ製バタフライの後のバタフライランタンの中でも真鍮タンクのバタフライは存在するのでそれだけが全てではありません。
現行のバタフライを4000円ちょいで仕入れて比較してから記事にしようと思っていましたが競り負け続けて断念。
今のところは、フシミ製作所と書いてあるシールが残っているか否か?が確実な見分け方の手段です。 シールを剥がしちゃうと、「フシミかどうかは謎ですが、タンクは真鍮製です」という記述になります。
ちなみにコチラのシールが「これがフシミバタフライだ」という一つの目安です。 Made in Japanとは一言も書いていないですが、Assembled(組み立て) IMPROVED(改良・改善)してフシミ製作所が販売してるよ~って事なのでバリ取りとか、立て付けとかしっかりしていそうでしょ。
大きさは300CP。200CPのと比較
大きさは300CP~500CPのランタン相当。 optimus200と比較するとデカいです。 確かに屋台で使うとしたらこれくらい大きい方が燃料・明るさ共に良いですよね。
各パーツ
バラすとこんな感じ。 まあ一般的なケロシンランタンです。 強いて言えばヴァポライザーが、タンクの中央から伸びていくタイプではなく、最初から少しずれた所から伸びているので比較的新しい年代のものであると考察されます。(optimus1200の歴史をみると1200Aからこうなるのでケロシンランタンの歴史的には後期のほう)
その他の画像
タンクはその後もこれだと思います。
Made in West Germanyのグラスです。 ”西ドイツ”が存在していた頃の物なので、これもビンテージ品の年代を示す一つの目安になります。
全体的に綺麗です。 多分、未使用品。 記憶だとここのトップフードの形状が現行とは少し違ったような。
バタフライランタンは、「いちいちバタフライ」という事でも有名です。 いちいち、バタフライのロゴが刻印されているんですよね。
という事で、日本のフシミ製作所バタフライランタンのご紹介でした。 2015年くらいに競りに競って2万円以上しました。
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