イギリスのE.Thomas&Williams社 カンブリアンランタン(マイナーズランプ)
カンブリアンランタンとは?
写真:wikipedia
カンブリアンランタンは、炭鉱で使われていたランタンで燃料は灯油です。
「酸素が薄い所でも灯が消えにくい」という説もありましたが「ガス爆発を避ける為のもの」という説の方がより実用っぽいですね。 炎の揺れを見て「やべー!メタンガスが発生してるぞ」と回避してたようです。
日本では多分このイートーマス&ウィリアムスのプレートの目立つところに「カンブリアン」と書いてあるので「カンブリアンランタン」と呼ぶ人が多いですが、マイナーズランプとかアドマラルティーオイルランプとか呼び名がいくつかあります。 マイナーズランプという呼び方は海外で一般的なので覚えておきましょう。
イギリスが発祥で、今は贈答品として贈り物としての用途が多いようです。 お土産屋にあったり。
オリジナルで作り続けているのはE.Thomas&Williams社しかないくらいで、これぞ本物という存在。
後は、ライムライト社(HockleyLamp&Limelight Company)がイギリスの会社で海外のお土産屋さんとかでレプリカを販売しています。
今はこのどちらかしか入手できないし、過去を掘り下げてもちゃんとしたのはやっぱりこの2社のくらいしか見当たりません。
天空の城ラピュタのバズーが使って人気に
さて、こちら何で人気なのかというと天空の城ラピュタでバズーが使っていたランタンだぞ!って事なんですね。 実際、モデルにして描いたっぽいですよね。
このシーンの目玉焼きトーストを再現した人も多いと思いますが、このランタン入手したるぞって人も多いのです。
E.Thomas&Williamsのカンブリアンランタン
という事で、部品はこれだけ。
ハリケーンランタンと大体同じで、タンクに灯油を入れて灯油がしみ込んだ芯が出ている分だけ火がつきます。
ブラスの刻印ってなんでこう「ぐっ」とくるんでしょうね。 MADE IN WALES U.K. とあります。
E.T.Wは、イー.トーマス&ウィリアムスですね。
この刻印は年代によって違います。 写真のは割とよく見かけるパターンのやつかと思います。 年代などの刻印は無く不明です。 あ、でもシリアルの桁数で分かるのかな。 私のは5桁ですが、現行のは6桁までいってます。 こんなこと考えると3桁とか4桁とか欲しいなって思っちゃうのでしょうか。怖い怖い。
くるくるっと回してタンクの部分・裏にも刻印があるやつを見た事あります。
あ、この画像だと分かりやすいのでついでにご説明すると、芯をくいっくいっと下から棒で前後させて消火したりします。
シリアルナンバーが刻印されています。
上部には煤が付かないよう網をかまして耐熱ガラス・そして
ガラスが落ちないように止めるパーツもありました。
とって モノによるかもしれませんが、取っ手が外れた場合は、穴が大きい方から通すとうまくはまります。
E.thomas&williamsの価格・オークション相場は?
現行の物が輸入品としてamazonや楽天で販売されています。 こちらは30,000円弱ですかね。
オークションだとヤフオクで2017年の2月の相場だと2万円弱といった所。(キャンプ用品が安い時期なので参考までに)
ビンテージ品で、かつ安いならオークションの方がいいですね。
ケロシンランタンと違って不具合が起きにくいので失敗も少ないし、そもそも贈呈品で実用性が少ないものなので状態も良い物が多いはずです。
これも特に未使用という事は推してませんでしたが手にしたら未使用品だったという感じです。
単品の写真じゃ伝わらない、大きさや重さは?
ハリケーンランタン・ニャーと比較するとこう。 あれ、思ったよりでかい?って思いませんでしたか? 私は思いました。
ちなみに高さは25㎝くらいで、重さは1.3kgあります。なかなかの重さ。
動画で見ると構造やサイズ感・明るさが伝わりやすいですね。 YOUTUBEすげー
実際に手にした感想・レビュー
何度も言いますが、手に取るとずしっときて、ブラスの重厚さにしびれます。 すごい高価な代物って感じがします。
写真で想像していたよりもずっと質感はいい感じです。 幼少期にゴールドライタンを手にした時の感覚を思い出しました。
未使用品だったのでもったいなくて点灯していませんが明るさはハリケーンランタンと同じようなもんですよね。
ていうか、バズーはこんな重たいのを使っていたのか? サイズ感はどうなの?
という事で、次に興味を持つのが右側の「カンブリアンランタンミニ」の方。
ヘッドの形状的にもコッチなのか!? 「趣き」としてキャンプに連れて行くならこっちじゃないのか?
続く
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