Ditmar 581 maximette
Ditmar 581 maximette(ディトマー581)
最も欲しかった物が手に入ってしまいました。 はぐれメタルみたいな存在。
Ditmarはオーストリアのブランドで、ケロシンランタンのコレクターさんの中で最も熱い視線が注がれているように思います。
珍しいからといって何でもいいわけではなく、造形の美しさなんですかね。
その中でもこのDitmar581が何故憧れられているかというと、とにかく小さくて愛らしいからでしょうか。
100CPのランタンで
比較するとこう。 左のはペトロマックス900”Little Baby”で、これが100CPでかなり小さいくレア度も高いのですが、Ditmar581はさらにタンクが平べったくて小さくレア度もMAX。 (optimus100でもこのタンク形状のを見た事あるので同じ型のがあるかもしれませんが、最小サイズには変わりません)
右のがoptimus1200A。 これでも現在現行で販売されているペトロマックス500HKと比べると小さいブツなのに、大きく感じるでしょう?
高さは25㎝程度です。
メンテから点灯まで
点灯までやや苦戦しました。 バラしたのがコチラ
ペトロマックス900の方は替えのパーツがまだ手に入るので流用できれば良いのですが、ヴァポライザー微妙に違うしニップルも違う。 optimus100Nと100でパーツが違うようなのでどちらも取り寄せ中です。どっちかがヒットすれば現行でも替えのパーツが手に入ることになるのですが・・
独特のプレヒートカップ。 着火する所が開閉できます。 581はシンプルだけど他のはもっと凝ってるようです。 ペトロマックスとの共通性の少なさ・独自性でかつ王道の形をしている所が人気の秘密でしょうか。
タンクのメッキ感はラディウス119のそれに近い。
Maximette made in austria DITMAR
汚れや劣化はあるけど、クラックはありません。
フィラーキャップやポンプ部分も長い歴史の中で取り換えられている可能性もあると思いましたが、検索した感じオリジナルのようです。
インナーチムニー・ミキシングチューブ・ノズルもペトロマックス900と非常に似ているけど微妙~に違います。 加工すれば代用できるかもしれませんが、特にノズルは径が特殊なようでヤフオクで別のDitmarを出品されている方はガスチャンバー部分を自作して現行のノズルで使用できるようにしているようです。 うーん、凄い世界。
花坂Gのタンククリーナーなど使って洗浄後の初点火はいまひとつ。 しばらくしたら消灯してしまいました。 圧が足りない感じ。
(左がDitmar581のNRV)
なんといってもNRVを交換すべきなのですが、optimus等で共通で使えているNRVがハマらなかったんですよね。 中のゴムパッキンを交換して何とか頑張ろうと思ったけど引っ掛けるところのないNRVなので外せず・・
そんな中、Tilley用のNRVが大きさ的に似ているなと思い試しに購入した所、ネジの径が合って装着可能に。
うおおおおおお、点灯したーーー!
めちゃめちゃ可愛いです。 愛らしいです。
グラスは
グラスは左のがついてました。オリジナルかどうかわかりません。 サイズはペトロマックスの150CP用のも代用できるサイズのやつでした。
Ditmar 581の相場は?
相場はこれこそプライスレスですね。 未使用品で箱もあればうん十万と・・ オークションで出ているのを見た事ないので分かりません。 これはドイツから何点かまとめて購入した中の一つでした。
まとめ
最小ケロシンランタンDitmar581。 パーツはペトロマックスのが流用できない部分が多くメンテが難しい部類。 NRVはティリーのが使えた。 プレヒートカップやフレーム等、さまざまな部分が独特で美しい。 それでいてタンクやコントロールバルブはRadiusに通ずるものがあり決してキワモノでもない実に見事な一品です。 optimus930のブラスよりもこっちの方がコレクター要素は強い一品。
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